
3000以上の歴史
さて、具体的には卜術の占いには、次のようなものがあります。
電話占い、周易、断易、六爻占術(ろっこうせんじゅつ)、梅花心易、コイン占い、六壬神課(りくじんしんか)、奇門とん甲(きもんとんこう)、ローン占い、タロット占い、ジプシー占い、ホラリー占星術、おみくじ、阿弥陀くじ、辻占い、花占い、鉛筆占いなどがあります。
おみくじやあみだくじ、花占い、鉛筆占いは、誰でも一度はした事のある占いで、非常に身近なものですね。
そのほかにも、周易とは、周の時代に行なわれた易占いで、よく街角で筮竹と呼ばれる細い棒をもって、ジャラジャラと鳴らしてひとつの数字を出し、占いをしている易者を見かけることがあると思います。
これが、周易です。
周易は、世界でも古い占いのひとつで、少なくとも3,000以上の歴史を持っている、中国で生まれて占いです。
陰陽説を基にしている占いで、古代中国の伝説上の人物である伏犠(ふくぎ)が編み出し、孔子が完成させたといわれている、非常にいわれの高い占いとなっています。
方法としては、筮竹から出された数字2つを、卦の組み合わせによって吉凶占い、意味を読み取るというものです。
一方、断易という占いもあります。
断易は、周易の発展する中で生まれた占いのひとつで、紀元前1世紀頃には完成されていたといわれています。
中国で易者のする占いというと、断易のほうが主流のようです。
断易では、筮竹は使用せず、コインやさいころを使うのが特徴です。
他にも、梅花心易は、占いの易の中でも特徴的なもので、一切道具を使いません。
日付や年齢などから易を読み取り、吉凶を占うというものです。
また六爻占術も、非常に古い歴史を持つ占いで、中国でも数千年の歴史を持つといわれています。
しかし方法としては簡単で、3枚のコインを6回振ることで、占いを出します。
卦の数が非常に多いため、的中率も高く、信頼されている占いのひとつとなっています。
